尖ってた男

私がFMでBadlandsを聴いて１発でMetalChurchが好きになったのは1989年だから、もう30年も前の話か。
ヴォーカルのMike howeさんに憧れた。
人間離れした歌声と、細マッチョの原哲夫顔。

原哲夫顔って想像できる？
実写版北斗の拳で青年になったバットを演じたら誰からもクレームは上がらないみたいな。

その後1991年にアルバム「The Human Factor」が発売になるとテレビでPVが視れたりしてね。
Date With PovertyのPVでは元気過ぎる位頭を振ってピョンピョン跳ね回るマイクさんに圧倒されたっけ。

「生まれ変わったらマイクさんになろう。」
真面目にそんな事を考えるバカだった。

さて、話の筋は先日のHelloweenの話と同じよ。
私はその後新しい音源や情報を得ようとはせず、だけど最近の筋トレ中は毎日何十年も前のMetalChurchを聴いていたんだな。
その内に、YouTubeのオススメで最近のライブの動画が流れてきた。

バンドのメンバーが入れ替わりしてるかとかは知らないけどバンドのロゴは同じだし

雰囲気もそう変わり無かったんだけど

マイクさんに限っては「あれ？」ってなった。
なんか、良いお父さんというか、そんな感じ。
何度も視たPVは叫んでたり激しい表情で埋め尽くされてたから、ライブで手を叩いて時折笑顔のマイクさんに馴染みが無かったのね。
時代が違うから当時はライブ映像なんて視られなかったし、もしかしたら当時からライブではこんな雰囲気だったのかも知れないけど、ちょっと驚いたなぁ。
30年だもんね。
私もあーだったのが、こうなった。
それでも人間離れした歌声は健在で、新しいMetalChurchも聴いてみたくなった。

あとで調べたら１回バンドを脱退したあと、１度業界から引退して数年間普通の社会人として働いてたらしい。その辺でカタギの空気を纏うようになったのかもな。
帰ってきてくれてありがとう。
ずっと情報を更新もしてなかった癖に偉そうに私は思った。

夕べは明け方まで眠れなくて、ライブを視ながらマイクさんをスケッチ。
カラオケスナックでマイクを握るオッサンみたいになった。

図書館にも書店にもない絵本を綴ろう

尖ってた男