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乾いたら開くのだ
2020年01月24日
前の投稿で話した公園には低木の松がたくさん植えられていて、大きい松の樹の半分くらいの小さな松ぼっくりがくっついてる。
絵葉書に他のモチーフと松ぼっくりを取り入れると、普通のサイズのヤツではバランスが悪い時が有るのでこの小さい松ぼっくりを拾っておくと重宝するんだよ。
濡れた草の上に落ちてるからベシャっとしてるけど、暖房の近くに置いておくとカラッと乾いて開いてくるから乾かしてから描いた方が可愛いように思う。
乾燥した空気の時に開いた方がペラペラの羽根を着けた種が遠くに飛んでいくからそれまでは閉じて待つんだってね。
同じ公園で拾ったドングリとナナカマドと合わせて描いたのがこちら。
ドングリはもう発芽しようとして割れてる物が殆どだった。そのまんま亀裂を描き込んでみた。
さて、松ぼっくりって苺の種やヒマワリの種のように螺旋状に綺麗に巻いてるでしょ。
描く時もその螺旋に気を付けてると鉛筆で1枚1枚下描きをしなくても何となく形になるから便利だよね。
煉瓦を積むみたいに半分ずつずれてる感じ。
私の活字で伝わってるのか謎だけど。
ではその塗り分けだけどね
そこだけアップにしてみたけど、分かるかな。
右はまだファーストウォッシュのまま、まだ松ぼっくりも影も繋がってる状態で、左のは1段描き込みをしてみたもの。
右のは開き方が均一じゃなくて、捩れた形になってるのが面白くて横置きにしてみた。
光が左から射してるから裏面に暗い色を一通り塗ってみる。
これで床面の影と本体とが分かれたし、松ぼっくりらしくなってると思うけどどうかな。
退いて見てみるね。
これを乾かしてから更に深い所にウルトラマリンディープを使った影色を射したのがさっきの完成画。
こっちは
1歩手前。
細かい描き込みを下描きでしなくても簡単にそれらしく描けるので松ぼっくりを拾ったら是非スケッチを。
結構楽しいよ。
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14:23
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