紅い華

ちょっと遠くの道の駅で産直を覗いたら、椿一枝と黄色いスターチスという
「合ってるのか?」
っていう禁じ手みたいな組み合わせのがポリバケツにたくさん入ってて、1束150円。
「帰ったら描くんだ。晴れた今日の窓辺で描きたい。」
って張り切って運転しても帰宅したらもう夕方だったし。
たくさん有る中から選んだのは枝に赤い色を見せる花が、蕾も合わせて3つだったのに。
車に揺られる内に2つがポロリと落ちていたのね。
ごめんなさいってお水に挿して、次咲いたのを描けるのは明日かなぁ…明日開くか?
無題1038
絵は、落ちた方の椿を。
セロファンの中で潰れた椿もこうして描いたら喜んでくれるかなぁ。
鮮やかな赤い色って絵にすると私はなかなか出せないんだよね。
チューブから出てきた絵の具は鮮やかなのに。いじり過ぎなのかね。

椿の出てくる素敵な歌が有って
あしひきの八峯(やつを)の椿つらつらに見とも飽かめや植ゑてける君
っていう大伴家持の。
つくづく見飽きることが無いよね、この椿を植えた貴女の事は。
っていう意味ね。椿の事かと思いきや、やるな大伴家持。
私は描きながら赤い花の出てくる懐かしい歌を思い出したりして、気がつけばもうこんな時刻。



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