歌のイメージ

あしびきの　山鳥（やまどり）の尾の　しだり尾の
　　　長々し夜を　ひとりかも寝む
　　　　　　　　　　柿本人麿

百人一首は小学生の頃に一旦全て覚えさせられた。
けど、殆どが忘れちゃうのよ。
何故なら40人位のクラスメートと100首覚えるスピードを競っちゃうから。
先生の前で暗唱する時にスラスラ読めたら円いシールが貰える。
それを壁に貼った表にペタリ。
そりゃ、早くゴールしたいじゃないの。
３日も経たずに覚えたはずの詩は朧気に消えてくのよね。

でもこれは覚えてたな。
物悲しい歌の意味を知ったのは大人になってから。
覚えていたのはテンポの良い韻のせいだと思う。