1.15良い苺の日

苺の日に赤いモチーフを集めて絵葉書を描いたので、手順のページでやる程でも無いのだけどちょっと気を付けた事を記録しとこうっと。
相変わらず赤の仕上がりはどう工夫しても汚くなった。
汚くなったけど、それでも自分なりに出来るだけ濁らせないように気を付けたんだ。その記録ね。

タイトルで苺に触れたのに内容は赤いチューリップ。
こんな色合いのチューリップって何処でも見掛けない？
赤なんだけど、よく見ると外側は細かい筋に光が反射してるから白っぽくなるんだよね。
で、写真のように茎側から光を当ててると花の内側方面が結構暗くなる。
これを、濁らせないで綺麗に塗りたいんだな。
今回使った画仙紙は表面がとても弱いので何回も筆を入れるのにも向いてないしな。
まず、やってみよう。

茎と繋がってる花弁の根本の方をレモン色で茎と繋げて塗っとく。
乾く前に花全体に赤を乗せて。
生乾き状態になったら

ちょい見辛いか
根元の方に水を乗せて

紙をちょこっと傾ける。
これで、自然と赤が影になってる方に流れてくから、そんなに筆で触らなくてもチューリップっぽくなるじゃない？
これだけよ。今回気を付けてるのは。

結局このあとうっかりいじり過ぎて台無しにしたんだから私は本当にどうしようもない。

これはさっきのグラデーションが落ち着いたところ。
ここからそんなに弄らなければ良いんでね？
いじっちゃったけど。

目の前に美しい花が有って、見えているからと言って描き込みを続ける事で皆の頭の中に有る美しいチューリップからかけ離れてく事も有るので止め時が大事。
わかってて毎回失敗をする。

１番良い所を大分壊しちゃったけど完成。
苺もイマイチ。
こういう日もあるよ。

図書館にも書店にもない絵本を綴ろう

1.15良い苺の日