水彩画の手順~散ったサツキ6.13

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常々私は静物画を描く時に1番大事なのは描く前の準備だと思っているのね。
何をどう描くのかで90%位は決まっちゃう時も有るんじゃないかな。
勿論描きたいように描くのが1番なんだけど、私のような未熟な腕前を補ってくれるのが「観てくれる人の先入観」。
見て解り易いように描くというのが、実は描き手にとっても描き易い構図だったり。
さて、散ったサツキでどうするのか?
完成画はこちらの投稿で確認してね。


無題1598_20190613153254用意した水彩紙に近い紙を1枚用意。(今回はB5のコピー用紙)
その上にどう並べたら落ち着いて見えるか?と考えながら並べてみた。
右下にサインを入れる事を想定してそこは空けとく。
それから、袋から出したらどんどん萎れるので余り触らない。




無題1598-4構図が決まったら近くに水彩紙を置いて下書きを。
線画だけだと、サツキの左に流れる陰が無ければ左がガバッと空くのがわかる。
こういう事を確認する為にも、こんな風に白い紙に並べてみるのは時間が短縮になるしやり易い。




無題1598-5サツキの色に注意しながら、本体と陰も一気に塗ってみた。
こからは本当に急がないと陰の長さもどんどん変わるし萎れるのでとにかく急ごう。




無題1598-6続いて陰の部分にセルリアンブルーを差したところ。
ここまで描いたら一旦乾かす。
急ぎたいのでドライヤーを使ったけれど、近くに置いたサツキが飛ばないように向きに注意したつもりがしっかり飛ばした。




無題1598_20190613153758しっかり乾かしたら描き込みをしていこう。
赤い斑点も描き込みをしたものと、しないものとで主役脇役裏表が表現出来るのでそれなりに描き込んだらめっちゃ汚くなった。汚い完成画は1番上にブログ記事のリンクを貼ったのでそちらから確認して泣いてね。(本気で汚いよー)