水彩画の手順~貝殻2020.2.24

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左の大きいのは牡蠣。
牡蠣は個体に依って形の差が激しいので
【これこそ牡蠣である】
というフォルムは無い。
目の前に有る牡蠣を真剣に見詰めて牡蠣の特徴を理解すべし。分かっていても難しい。


無題2947_20200224091135貝の描き込みをしている間にどんどん影の長さが変わってしまうので今回は影から描き始めた。
真上からの描写では特に「影の形がモチーフの厚さを表す鍵」になるので出来るだけ手早く正確に。




無題2947_20200224091155右下の白いユキノカサの眩しさを出したいので床面全体に適当な色を置いてみてる。
斑にしたほうが小馴れ感が出るけれど平面に見えなくなる危険も有るので程ほどにザックリと。




無題2947_20200224091253一旦乾かしてから広い面積を占める牡蠣から柄を描き込んでいく。
層になっている庇の影や貝の丸みで生まれる影と柄の区別が付きづらくなりがちなので、敢えて影を実際より青っぽくしてグレー系の柄と区別したつもりだけど、どうだろうか?
ユキノカサは柄が殆ど無いので明暗をよく観察して凹凸を描いていく。




無題2947_20200224091537巻き貝も描き込み、ユキノカサと床面の区切りをキリッと描いたら完成。
(床面の影が乾いたら薄く感じて来たので途中で影を塗り足している。)




無題2948_20200224091727完成画を撮影したらユキノカサの描き込みが飛んでしまったので撮り直し。
大雑把だけれどこの程度描けば円錐形が分かるんじゃ無かろうか?ってところで止めたつもり。