水彩画の手順~蜜柑剥いちゃいました2020.1.9前半

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共にオレンジで色味の似過ぎている蜜柑の皮と実を、テキトータッチで描き分けるにはどうしたら?
点々を多用する描き込みなんかくそ食らえ。
太い筆1本でザックリやってみよう!
使った絵の具はペンテルの不透明水彩絵の具のレモンイエロー、黄色、セルリアンブルー、赤の4色のみ。


無題2726_20200109000513毎度なんだけど、見辛いから線画要らないかね?
パソコン版で拡大して戴いたら分かる通り相変わらずこの段階では輪郭が分かる程度に。
ここで皮の裏の綿の亀裂なんかを描いたら絵の具と溶けて濁ってしまうので絶対にやらない。




無題2726_20200109000416明るい黄みをベースにしたいのでレモイエローにほんの少し赤を混ぜて、かなり黄色寄りのオレンジを作って塗っていく。
左手前の綿が着いた背中の部分や皮の裏の亀裂はこの時点では今回は丸っと残した。




無題2726_20200109000318先に塗ったオレンジが乾く前にセルリアンブルーと赤を使ったグレーで影になっている部分を塗っていく。
蜜柑そのものの影とテーブル面の影が繋がっていて問題はなく、むしろ蜜柑のオレンジがテーブル面の影に溶け込むのを妨げてはいけない。




無題2726_20200109000209絵の具が乾き始めている所に上から更に深めのオレンジを足す。
今回はここで皮の裏の亀裂を描いた。
先に塗った明るいオレンジを完全に塗り潰さないように調子を見ながらタッチを残し、ここで一旦完全に乾かした。




無題2726_20200109110930深いオレンジの足し方は、薄皮の奥に有る粒々の向きに合わせて、図に描き足した黒ペンを参照に放射状に筆先を使ってタッチを残すようにすると、皮の質感と実の区別が付いてくる。
1度に5枚しか画像を貼れないので後半に続く。