水彩画の手順~梅の花

  1. HOME >
  2. 水彩画の手順~梅の花
今日梅の花を観た人、香りを楽しんだ人はいるかな。
天気予報でも梅の便りは見掛けるけれど、前線はまだまだこちらには来ないので昨年の絵葉書を使って透明水彩の手順を解説しようか。


無題828-1拾ってきた梅の花を絵葉書サイズに収まり良く並べてみる。
出来るだけ色んな向きになるように。
鉛筆で黒く濁ってしまうので厳密にシベを描き込んだりはしないのが私式。
パソコン版で拡大すると左に実物が少し見えているから様子を想像してね。
実はこの並べる作業が1番楽しい。




無題828-2花弁にほんのり赤みを感じる部分にピンク系の赤を差す。
全体を塗らないように実物を良く見て、尚且つ絵としてバランス良くなるように。




無題828-3黄色いシベと影になる部分を塗る。
花の赤みと溶け合うかも知れないけどあまり気にせず。
オート撮影の加減で先に乗せた赤みが殆ど見えていないので、心の目をフルに使ってくれると嬉しい。




無題828-4完全に乾かしてからキリッと引き締めながらガクを塗って出来上がり。
はみ出しも慌てて擦る事無く、水で出来る偶然の効果を楽しんでるよ。
※解説はあくまでもこの時に私が描いた手順であって、透明水彩で描くのに最適と言うわけではないのを忘れずにお願いします。